自粛によって生まれたリモート公演
2020年はコロナの影響によって、会場で行う謎解き公演が自粛された際に行われるようになったリモート公演。
今回は謎解き制作団体「ゆうげん」が制作した公演「囚われし夢の世界からの救出」に参加した感想と、会場で参加した公演の違いを比較してみた。
概要
開催場所
リモート公演なので任意
プレイ時間
70分(説明解説込みで約120分)
プレイスタイル
Vimeoでムービーを見ながら、キットの謎を解くリモート公演
人数
1人〜
料金
2,700円
公式Twitter
https://twitter.com/yugen_nazo
プロローグ
<あらすじ>
あなたには家族がいました。
父と母と兄と妹。
車でピクニックに出かけたある日、
車の上から、巨大な岩石が落下し
崖下へ車は急降下していきました。
偶然近くにいた人が
すぐに救急車を呼んだものの、
父と母、兄、妹は意識不明の重体となり、
あなたは一人取り残されてしまいました。
一命は取り留めたものの
3ヶ月が経過しても、
家族は誰一人意識を取り戻しません。
体にはどこにも異常もないはずなのに・・・
そんなある日のことでした。
「お困りでしょうか。」
一人の女性が声をかけてきました。
彼女は若くして博士になった者だといいます。
「私の研究技術ソムニウムを使えば、
画面を通して、夢の中へと干渉できる
もしかしたら君の家族を目覚めさせられるかもしれない」
あなたは一縷の望みを、
そのソムニウムに託すことにした。
あなたは、
囚われし夢の世界から大切な家族を
救い出すことができるのだろうか。
夢を、乗り越えよ。
(公式サイトより引用)
公演の感想
ムービーは説明と解説、オープニングとエンディングの際に流れただけで、この公演ではムービーを見ながら解くシステムでは無かったので、会場型の謎解きと同じような感じで参加できた。
まだリモート公演に参加していない人にわかりやすく説明すると、制限時間つきの持ち帰り謎と言えばイメージしやすいだろう。
この公演に関してはリモートでも会場にいるような感覚で参加できたため、普段会場型の公演に参加できない地方出身のかたでも楽しめるだろう。
謎の感想
ムービーに関しては謎解きにおいて注意事項が謎解き公演中に画面表示されている。
謎の難しさで言うと1人から参加できる公演なので、何人かのチームだと比較的早いペースで進むため、自信のある人は1人で参加したほうが歯応えはある。
ただ最後の謎は他より難易度が高く、4人で挑んだ私は30分ほど時間の余裕があったものの、答えに導けなかった。
謎解き公演に多く参加するとよくある、解説を聞いて項垂れてしまうオチである。
この公演はまさに綺麗な解答だったため、4人で通話をしながら参加したが、終了後そのまま感想戦を行った。
最後に
今回参加した公演はすでに終了しているが、同じ「ゆうげん」が先に制作した「闇のオークションからの脱出」が2020年の7月に再演するため、気になる方は上記公式Twitterをチェック。
「闇のオークションからの脱出」は「囚われし夢の世界からの救出」とはリモートのシステムが異なるそうなので、参加する際は必要な環境をチェックしてほしい。
また第3弾も開催されるようなので、気になる方は合わせてチェックしよう。
「ゆうげん」意外にも大手「SCRAP」がルーム型で行われている「人狼村からの脱出」、「エイリアンからの脱出」、「忘れられた実験室から脱出」などが開催されている。
気になる方は下記URLからチェックしよう。
リモート公演最大のメリットはどこに住んでいても気軽に参加できるため、コロナと同時に収束せずに新たなコンテンツとして残ってほしい。
これからもどうぞよろしく