黒鷲の翼ちぎる白魔道士
セスリーンの小紋章の効果(一定確率で回復量を5増やす)でビショップや、その派生であるホーリーナイトによる活躍が想像しやすい。
しかしリンハルトは黒魔法も得意としており、黒鷲の学級で唯一の黒魔法を習得できる。
今回はそんなリンハルトのおすすめスキルと兵種について記載する。
ソフト概要
発売日
2019年7月26日(金)
対応機種
ニンテンドースイッチ
ゲームジャンル
育成シュミレーションRPG
価格
通常盤 6,980円+税
フォドラコレクション盤 9,980円+税
公式ホームページ
https://www.nintendo.co.jp/switch/anvya/pc/index.html
キャラ解説
「朝寝」や「夕寝」をするほど昼寝が大好きで、時間があれば寝ている一方で、やる気が出てるときは寝る間を惜しむほど打ち込んでいる。
自分なりのやり方でやっていることを強制する、いわゆる土足で踏み入ることを嫌っており、自分に世話を焼かせるエーデルガルトを「教育熱心な母親じゃないんだから」と一蹴するほど。
相手に対して説明する際も、効率が悪かったり、相手のためになってないと判断すると面倒くさがって説明しなくなる。
アドラステア帝国の六大貴族、政務卿のヘヴリング伯と名門の出身だが、当の本人はそのしがらみに全くとらわれず、気ままに過ごしている。
その気ままさにはドロテアに「貴族でもそんな生きかたがあるのか」と言わせたほど。
ステータス
魅力以外のステータスが30%以上と全体的に高めなのが魅力。
特に守備は魔道士系キャラの中で最も高く、カスパルやペトラ、フェリクスにイングリットと前衛系キャラ並みに高い。
(ただ魔道士系兵種の多くは守備の成長補正にマイナス効果が働くものが多いので、実際の守備は前衛系より低い。)
一方50%以上のステータスは無いものの、兵種補正が加わると40%台のステータスは低く感じないだろう。
HPの成長率は30%とイマイチだが、魔道士だけで見比べると平均くらいである。
そこでLv20でHP39、力17、守備17の基本能力ボーナスを獲得できるフォートレスの資格試験に合格することを勧めている。
苦手な斧の技能レベルを上昇させるのは苦労するが、フリー出撃で壊れた(錆びた)武器を使って攻撃するか、斧を持たせて副官としてついていくことで経験値を稼いでいこう。
魅力の成長率は全キャラの中で最も低いので、敵の計略を受けやすい欠点を持つ。
月に2回お茶会に誘って魅力をどんどん上昇させておこう。
紋章
セスリーンの小紋章
稀に回復魔法による回復量を+5。
回復魔法は「ライブ」と「リブロー」しか習得しないが、黒鷲の学級において回復役はリンハルトなので、この紋章の恩恵を受ける機会は必然的に多くなる。
強力な紋章では無いが、「リカバー」や「リザーブ」を習得しないリンハルトにとって紋章効果で増える回復量が有難い存在になることも多いだろう。
個人スキル
居眠り
自フェーズの際、何もせずに待機するとMaxHPの10%分回復できる。
周りに敵や回復する相手がいないときの行動が無駄にならない仕様になっている。
ただとりわけ強いスキルではないので、あくまでオマケ程度か。
習得する戦技、魔法、騎士団スキル
※一部共通して習得するスキルは割愛
リンハルトは得意としている武器が無いので基本的な戦技しか習得しない。
魔法に関しては風と炎の魔法を習得するため、実は黒魔道士としての適性も高い。
「エクスカリバー」は翼引きちぎる刃(飛行系特効)なので、竜騎士に対して大打撃が期待でき、天馬騎士に対してもかなりのダメージが通る。
習得魔法の種類が多い点も、魔法を使いきってしまうリスクを軽減できる。
回復面は紋章の効果が上乗せされる「ライブ」と「リブロー」の2つだけ。
ビショップの兵種スキルや「癒しの杖」による効果も上乗せできれば回復量としては十分。
魔力が高いため、「レスト」による弱体化の打消しを離れた場所からまとめてできる利点も。
味方を遠くへ飛ばせる「ワープ」は味方を遠くへ飛ばせるだけでなく、自身に大量の経験値をもたらしてくれる。
フリー出撃で「ワープ」を積極的に使えば仲間より早くレベルアップができる。
技能解説、育成方針
得意技能は理学と信仰の2つ。
苦手技能は斧と格闘の2つ。
得意技能や力と魔力の成長率を比較しても魔道職にしたほうが活躍できる。
問題は魔道士にするか、魔道騎兵にするか。
前者であれば白or黒魔法特化で活躍でき、後者は機動力や耐久力が身に着く。
どちらにするかは一長一短ではあるが、騎兵にする場合は教育指導で槍や馬術をコツコツ鍛えておきたい。
「リブロー」や「ワープ」を使うことで経験値を多く習得することができるため、学級内で早くレベル上げができる。
しかも敵を倒さないため、仲間に撃破分の経験値を渡すことも可能。
そのため貴族→修道士→プリースト→ビショップ→目標兵種と育てたいところ。
他の魔道士系キャラより守備面が高いとは言え、兵種補正が加わるとHPや守備に不安が残るので、斧や重装を鍛えてフォートレスの基本能力ボーナス(HP39、力17、守備17)を獲得しておきたい。
重装に関しては目標設定で毎週コツコツ鍛えれば、中級種解禁のタイミングに間に合う。
斧に関しては苦手技能なので、個別指導でしっかり鍛えておこう。
自身がアーマーナイトになってフリー出撃で壊れた(錆びた)斧を持って攻撃することで手っ取り早く技能レベルを上げられる。
この際、防御が敵の攻撃を上回るように盾や騎士団(セイロス教団兵Lv5など)を同行させてこちらの攻撃が当たらないように敵を森の中へ誘導しよう。
最終的にどの兵種で活躍させるかは後述の兵種解説を参照してもらいたい。
兵種解説
()内は100%試験合格するために必要な技能レベル
特殊兵種
踊り子(白鷺杯優勝)
移動力が6になるものの、それ以外の恩恵は無い。
魔法を使える兵種だが、使用回数や威力、回復量は増えないためオススメしない。
上級種
ウォーロック(理学A)
兵種スキル「黒魔法の達人」「黒魔法使用回数×2」と黒魔法に特化した兵種。
「エクスカリバー」をはじめ習得する黒魔法の質は良いため、攻撃型の魔道士として活躍させることも可能。
ただし移動力が4しかないうえに3マス射程の「トロン」を習得しないため、攻撃する機会が減りがち。
ただ攻撃できないターンを「リブロー」や「ワープ」でサポートすることもできるので、手持ち無沙汰にはなりにくい。
ダークビショップ(理学A、ダークマージの資格が必要)
兵種スキルは「魔神の一撃」「ドーラΔ」「呪縛」の3つ。
ウォーロックとほぼ同じ成長補正なので、兵種マスタースキル「生命吸収」を必要としなければ、2つの闇魔法試験パスを他のキャラへ回すことができる。
移動力の低さと習得魔法を強化できないことからダークビショップの適性は無い。
ビショップ(信仰A)
兵種スキル「白魔法回復量+10」「白魔法使用回数×2」「地形耐性」と回復に特化した兵種。
ウォーロックと同じ移動力4だが、遠距離回復魔法「リブロー」を使うことで離れたところからでも十分活躍できる。
魔力の半分がリブローの射程になるため、魔力が高いほど遠くからの支援を可能としつつ、自身近くに現れた増援を「リザイア」で対処できる。
黒魔法でなく「リザイア」で対抗する理由は敵の体力を吸収しながら戦えるため、倒されるリスクを軽減できるから。
もちろん黒魔法で敵を殲滅しても良いので、攻撃重視のウォーロックかサポート重視のビショップかどちらにするかは好み。
「地形耐性」を習得しているので、燃えている場所に止まってもダメージを受けないことは地味ながら有り難い。
最上級種
エピタフ(剣A、理学B+)
剣の技能経験値を1から鍛えないとクラスチェンジできず手間がかかる。
兵種スキルは「剣の達人」「黒魔法の達人」と黒魔法の威力が伸ばせて移動力も6ある一方、速さの成長補正を10%下げてしまう。
ウォーロックより移動力と守備は高いぶん、速さが低く黒魔法の使用回数も従来通り。
利点と欠点を踏まえたうえでクラスチェンジするか検討しよう。
ちなみに兵種マスタースキルは「明鏡の一撃」(攻撃を仕掛ける際に魔防+6)。
ダークナイト(槍C、理学B+、馬術A)
兵種スキル「黒魔法の達人」で威力を底上げできる。
エピタフより優れている点は移動力7で再移動可能な機動力を兼ね備えていることと耐久面が多少強化されていること。
馬術を鍛えないといけないが、序盤から個人指導や目標設定で長期的に鍛えれば問題ない。
魔法の使用回数が増えないものの、最上級種にクラスチェンジできる頃だと使える魔法の種類も豊富なので、魔法が全く使えなくなることは無いだろう。
ただし「エクスカリバー」など強力な魔法は使用回数が限られるため、使いどころを考えないといけない。
ホーリーナイト(槍C、信仰B+、馬術A)
ビショップと比較すると優れている点は機動力のみ。
「白魔法回復量+10」や「白魔法使用回数×2」が無いため、回復役としては役割を果たしきれるか不安なので、「癒しの杖」を装備しておきたい。
「リブロー」を節約するために仲間に隣接して「ライブ」を使わないとあっという間に「リブロー」が使えなくなる。
兵種スキル「白魔法の達人」によって「リザイア」で吸収できる量も増える。
ダークナイトよりも成長率は若干高いので、耐久面を求めるならこちらのほうが良い。
特級種(DLC)
トリックスター(剣B、信仰B)
兵種スキル「忍び足」のお陰で敵から狙われないが、魔法の使用回数が半減にされているので、回復サポートの役割は厳しくなる。
「サンダーソード」を持たせてアタッカーにしても良いが、汎用性の戦技しか習得できず、紋章や個人スキルの効果を活かせないリンハルトにさせる必要性は無い。
バトルモンクも同様の理由でわざわざ苦手な格闘を鍛えてまでクラスチェンジさせる必要性は薄い。
スキル解説
()内はマスターする兵種などの条件を示す
理学Lv5(理学技能レベルA+)、
信仰Lv5(信仰技能レベルA+)
特定の魔法を装備している際に、
前者は命中+20、回避+10、必殺回避+10。
後者は命中+10、回避+20、必殺回避+10。
装備する魔法によって上昇する効果が変わるため注意。
基本的に攻撃時は命中、回復サポート時は回避を上昇させれば問題ない。
またリンハルトが習得する風魔法は命中が高く、技の成長率も悪くないので、「理学Lv5」さえ習得できればルナティックでも命中難に困ることはまずない。
黒魔法射程+1(黒魔法技能レベルS)、
白魔法射程+1(白魔法技能レベルS)
魔法の射程を1伸ばすスキル。
リンハルトが習得する攻撃魔法は全て射程が1-2なので、弓や3マス射程の魔法を使う敵に対抗するため欲しいスキル。
しかし「カドゥケスの杖」や「テュルソスの杖」が装備できれば習得する必要性は無い。
ただこのスキルと杖による魔法射程延長効果は重複できるので習得しておいて損はしない。
射程が4以上になればボウナイトの弓攻撃に対して確実に反撃できるようになるため、弓殺しと相性が良くなる。
弓殺し(ウォーロック)
魔法を装備している際に、弓装備の敵と戦うとき命中回避+20。
魔道士の天敵である弓に対して有利になれるスキル。
今作では3マス離れた弓攻撃は命中-20(ルナティックだと-30)、4マスだと更に-20と命中が低下するため、離れれば離れるほど有利になれる。
祈り(プリースト)
HP2以上で致死ダメージを受けた際に幸運%で、HP1残して耐える。
リンハルトの幸運は比較的高め(運による)なので、あるとないじゃ大違い。
回復(ビショップ)
毎ターン開始時に最大HPの20%回復できる。
「カドゥケスの杖」と相性が良い。
他のキャラの白魔法技能経験値を稼ぐ機会を減らしてしまうが、リンハルトのHP管理が楽になる。
重さ-3(重装技能レベルC)、
重さ-5(重装技能レベルA+)
魔法と防具の合計した重さを数値分減らすスキル。
今作の攻撃魔法には重さが設定されているので、力が上がりにくい魔道士系キャラにとって攻速の影響は受けやすい。
風魔法は総じて軽いものの、光魔法の「リザイア」がやたら重く力だけで攻速の影響を無くすには40まで上げないといけない。
リンハルトの力がそこまで伸びるわけないので、このスキルで補って攻速の影響を軽減しよう。
警戒姿勢(飛行技能レベルB)、
警戒姿勢+(飛行技能レベルA+)
攻撃せずに待機した際、回避+15(警戒姿勢+の場合は+30)。
関係ない飛行技能レベルを上げないといけないため手間がかかる。
しかし実は個人スキルと同時に発動でき、手持ち無沙汰でも回避率を高められるので、行動が無駄にならなくなる。
最後に
普段はやる気を全く起こさない怠惰な一面が目立つ。
しかし自分の好きなことになると徹夜をしてでもやり通す職人肌な一面も併せ持つ。
そんな両極端なリンハルトだが、血を見ることが好まないため回復や魔法による兵種を志望したりと、自分の性格を熟知している。
支援会話からもわかる場面も多いが、リンハルトはどちらかと言うと学者肌で戦闘員向けではない。
そのため戦闘に関して活躍させにくいのは仕方ない!?
その分学者肌としてリシテアやハピを救っているから良しとしてほしい。
戦場ではリンハルトの分はカスパルが活躍するので、性格だけでなく得手不得手の技能も正反対な彼らを活躍させてみては。
これからもどうぞよろしく