この牢獄からの生還率はたった1%…
現存する謎解き公演の中で最も難しいといっても過言ではない「牢獄からの脱出」。
今回は初心者キラーともいわれている公演の感想と魅力について紹介。
概要
開催場所
アジトオブスクラップ東新宿GUNKAN302
アジトオブスクラップ大阪ナゾビル
プレイ時間
60分(説明解説込みで100分ほど)
プレイスタイル
謎解きの経験を積んだほうがより楽しめるルーム型公演
人数
最低4〜最大10人(1人から参加可能、ただし最低人数に達しないと開催せず)
料金
一般 : 前売券 3,000円 / 当日券 3,500円
学生 : 前売券 2,500円 / 当日券 3,000円(平日のみ)
グループチケット : 29,000円
公式サイト
https://realdgame.jp/event/rougoku.html
参加した感想
今回は本当に檻の中に閉じ込められた上に鍵までかけられ、更に看守に見張られた状態でゲームを行う。
とは言え、看守の存在や檻の中にいること以外は通常のルーム型公演と変わらないため、世界観を楽しみたい人よりは、謎解きを楽しみたい人向けの公演になっている。
そんな檻の中で最大10人が謎を解いていくのだが、肝心な檻の広さは1人暮らしのワンルームくらい。
また電気が通っているだけでなく空調も効いているため、「狭い」「暗い」「暑い」「寒い」といったことは無いだろう。
謎解きの感想
冒頭にも記載したが、脱出成功率は1%。
現在遊ぶことができるあらゆる謎解きの中で最も難しい公演。
東京ミステリーサーカスで遊べる「ある刑務所からの脱出」に似ているからと軽い気持ちで参加してしまうと、その難しさの違いに圧倒されることだろう。
普段の公演なら手分けすればあまりつまづくことの無い序盤の小謎だが、その難易度が全体的に高い。
どのくらい高いか具体的に言うと、公演終了時に行われる解説で謎クラ10人で挑戦して、5分以内に解けたのが2人だけの高難易度な謎まで用意されている。
謎が難しいからと解くほうに人数を割いてしまうと、閉じ込められた檻の中を探索する人員を確保できなくなり、肝心の場面で探索しきれてない状況になる。
ただ探索に関しては他のルーム型に参加して、ノウハウが身についていれば何とかなるかもしれない。
脱出までのステップは多くないので、序盤さえ攻略できれば、残りは落ち着いて対応すれば問題ないだろう。
もちろん気を抜いてはいけないが、10人全員の力を合わせて脱出成功を目指そう。
最後に
SCRAPが最近開催している公演と比べると世界観を楽しむ趣旨はあまりないので、謎解きに面白みを感じたら参加することをオススメする。
しかし今回声を大にして言いたいのは初心者は絶対に挑戦しないこと!
経験値を積んでから参加したほうが絶対に楽しめると後悔してしまうからだ。
そして各ルーム型の公演には独特のギミックが用意されているが、この公演のそれは鬼畜と言っても過言ではない。
謎解きに慣れた状態かつ探索のノウハウを身についていれば、鬼畜なギミックを施されたこの牢獄も楽しむことができるだろう。
楽しめる自信を身につけてから参加して、この公演ならではの面白さを味わってほしい。
これからもどうぞよろしく