デフォルトがぁ……
この記事はどの兵種で育成すればエーデルガルトのポテンシャルを最大限引き出せるか考察したものである。
才能開花をさせたほうがいいのか、専用兵種でいいのかと悩んでいる方には必見である。
ソフト概要
発売日
2019年7月26日(金)
対応機種
ニンテンドースイッチ
ゲームジャンル
育成シュミレーションRPG
価格
通常盤 6,980円+税
フォドラコレクション盤 9,980円+税
追加コンテンツ 2,500円(税込)
公式ホームページ
https://www.nintendo.co.jp/switch/anvya/pc/index.html
キャラ解説
アドラステア皇帝イオニアス9世の四女。
姉が3人いることから多くのきょうだいと側室がいることは容易に想像できる。
そんな彼女がなぜ次期皇帝の立場になっているのは、なんとなく察することができるだろう。
同じ学級のキャラと支援会話をする際も最初は級長として話しているが、絆が育んでいくと仲間として話すようになり、話す内容にも情が込められるようになっている。
リンハルトとの会話が顕著に現れているので、会話を聞いてもらいたい。
斧を得物に戦うためか化粧を普段からしていない。
しかしその分髪の手入れは余念がないので、イングリットやレオニーよりお洒落には気を使っていたり、自分の恥ずかしいところを見られて慌てふためく姿は年相応のかわいらしさがある。
ステータス
全体的に高い成長率になっており、力に関してはディミトリに続きフェリクスと同率2位。
更に黒鷲の学級の級長だけあって前衛キャラでありながら魔力の成長率も高く、魅力の伸びもいい。
しかし言いかたを変えると力と魅力以外は突出していないので、場合によっては力しか取り柄の無いステータスになることも。
ディミトリやクロードと異なり、あらゆる兵種で活躍できるポテンシャルを持つ反面、拘った教育指導をしないと活躍できる機会が無い残念なキャラになってしまう。
場合によっては級長でも基本能力ボーナスを活用することになるが、技と速さに関してはLv10の盗賊で得られる技12速さ12のボーナスが最も高く、Lv20では最も高いアサシンで技と速さが14ずつと技と速さの基本能力ボーナスはあまり活用できない。
つまり目標兵種になるまでにどの兵種で育成するかが極めて重要になる。
紋章
セイロスの小紋章
戦技使用時、たまに威力上昇(+3)。
戦技を使いたい場面は、敵に大ダメージを与えたいとき。
つまり戦技を使いたい場面と紋章の効果が合致しているため、ここぞというときに頼れる。
アイムール(エーデルガルト用の武器)
斧なので命中は難ありだが、遺産系の武器で最も威力が高く、必殺も高い。
また専用戦技「狂嵐」は攻撃した後、敵の倒し損ねても攻撃を外してしても再行動ができる(武器耐久は必ず消費し、壊れるまで同じフェーズで何回も可能)。
このチートとも言える戦技の効果をより引き出すために、セイロスの小紋章は一役買ってくれる。
もう1つの紋章
主人公との支援がC+になると解禁される。
発動場面が限定されるセイロスの小紋章と異なり汎用性が高い。
その分発動確率はあまり高くないので、発動したらラッキーくらいに思ったほうがいいだろう。
個人スキル
皇帝の血統
自身の取得経験値が1.2倍になるスキル。
他の生徒より早く育つため、それだけ能力値が高くなる。
エーデルガルトは全体的に成長率が良いため、個人スキルとかみ合っていると言える。
2部に入ると攻撃せずに待機すると魔防を+4する効果が追加。
これにより敵の魔法攻撃にも耐性が得られるため、盾職としても役割を遂行しやすくなる。
盾にしなくても前衛職は魔防の伸びがイマイチになりがちなので、ある程度補えるのはありがたい。
習得する戦技、魔法、騎士団スキル
※一部共通して習得するスキルは割愛
理学を才能開花時にスキル「黒魔法必殺+10」を習得
回避を上昇させる「霞斬り」は速さの成長がイマイチなエーデルガルトにとって活用しきれるか微妙。
元々の回避が低いと、この戦技で攻撃しても敵の攻撃を受けかねないので、森などの地形も併せて活用したい。
魔力で攻撃する「魔刃」は「アーマーキラー」や「レイピア」で攻撃すると一撃必殺の戦技になれる。
反撃を受けずに倒せるため、攻撃手段を増やしておいて損はしない。
「魔物砕き」は魔獣の障壁を一撃で破壊できるため、対魔獣に有利。
「雷斧」は魔防の30%を威力に加算できる魔法攻撃で「ハンマー」を活用することでフォートレスを確実に倒せるようになる。
魔法は黒と闇の魔法を習得する珍しいキャラ。
ただしヒューベルトやリシテアと異なり「闇魔法射程+1」や「闇魔法の達人」を理学の技能レベルを上げても習得しない。
つまり強い闇魔法を強化する術が兵種スキルに限られている。
逆の言いかたをすると使用回数の多い黒魔法は強化できるので、多くのザコを倒すことは可能。
そして苦手な信仰も無理やり鍛えれば「リカバー」や「エンジェル」を習得できる。
魔法が使える兵種なら活用できるので、余裕があれば教育指導を駆使してコツコツ技能レベルを上げておこう。
技能解説、育成方針
得意技能は剣、斧、指揮、重装と才能開花する理学。
苦手技能は弓と信仰。
専用兵種であるカイゼリンのスペックがイマイチで、他の兵種にしたほうが活躍できる異例のキャラ。
全体的な成長率も高めなので、主人公と同じく自由度の高い育成ができる。
オススメは本命ドラゴンマスター、次点ソードマスター、大穴ダークナイト。
いずれの兵種で活躍するにせよ、ステータス面に不安を残さないよう成長する必要がある。
ドラゴンマスターになるなら、
貴族→剣士→盗賊(ペガサスナイト)→ドラゴンナイト→ドラゴンマスター
技と速さの成長補正が高い盗賊でこれらのステータスを伸ばしつつ、ドラゴンナイトが解禁されたら実戦と教育指導で飛行の技能レベルを上昇させる。
魔防を伸ばしたい場合は、ペガサスナイトでレベルを上げれば上昇しやすく、ステータスを見ながら盗賊か天馬騎士か検討すればよい。
ドラゴンナイトは成長補正が低いものの、ドラゴンマスターに必要な技能経験値を戦いながら得ることができる。
フリー出撃で必要な技能レベルを上げていれば、より成長補正の高い兵種にしたいところだが、弓を苦手としているのでアサシンへのクラスチェンジできない。
すると他の兵種だと成長補正が似たり寄ったりなので、斧と飛行の技能経験値補正とHPと力の成長補正を両方得られるドラゴンナイトがつなぎとして最適か。
ソードマスターになるなら
貴族→剣士→盗賊→ソードマスター
力は元々の成長率で十分高いので、剣の技能レベルに加えて技と速さのステータスをなるべく高くしておくと、より活躍できる。
ソードマスターは上級種のため、クラスチェンジできるタイミングが早く、1部から「流星」の猛威を振るえる。
ただし移動力が5と低いので、何らかのサポートが欲しい。
ダークナイトになるなら
貴族→修道士→プリースト→ウォーロック→ダークナイト
魔力が高くないと、武器と魔法の二刀流が成り立たなくなるため、最初の教育指導から理学を鍛えてなるべく早く修道士にクラスチェンジしよう。
修道士にクラスチェンジできたら苦手だが、信仰を鍛えて「ライブ」を使えるようにしよう。
回復魔法を使えるようになると、経験値の類を稼ぎやすくなるため、敵を倒す以外の方法でコツコツ稼いでおこう。
プリーストは教育指導やフリー出撃などで何とかクラスチェンジできるが、ビショップは集中的に技能経験値を積まないとクラスチェンジできない。
これはウォーロックにも同じことが言えるのだが、才能開花できる理学のほうがクラスチェンジは楽か。
ダークナイトになるためには槍と馬術の技能レベルも上げないといけないので、フリー出撃で壊れた(錆びた)武器を使った技能経験値稼ぎはほぼ必須となる。
苦労する割にはアイムールの爽快感は無いが、柔軟な戦いが好きな人にオススメ。
兵種解説
()内は100%試験合格するために必要な技能レベル
特殊兵種
カイゼリン(EP16開始時)
移動力5、速さの成長補正は±0%、ステータス補正は速さ-4。
移動力4、速さの成長補正は-10%、ステータス補正は速さ-6とフォートレスより優遇はされていいる。
ただ「重さ-5」の兵種スキルを持ち合わせていないため、重い武器を持つと攻速でフォートレスより下回ることも。
ディミトリやクロードをはじめ他のキャラと違い、専用兵種(デフォルト兵種)ではポテンシャルを発揮しきれない残念な兵種。
アイムールは他の兵種でも使えるため、カイゼリンに拘る必要は無く、専用戦技「閃花」は使いどころが少ない。
せめて「重さ-5」の兵種スキルは欲しかったか。
踊り子(白鷺杯優勝)
白鷺杯優勝時に「剣回避+20」のスキルを習得できるため、攻撃をかわしつつ倒すこともできる。
成長補正や攻撃力はエピタフより劣るものの、剣技、魔法、踊りと汎用性が高い。
見た目もかわいいので、白鷺杯に出場させても良いが、前衛で敵を倒す役割を放棄してまで踊り子にさせる必要は無い。
上級種
ソードマスター(剣A)
高い力を活かし、低めの速さを補える兵種。
専用戦技「流星」は武器消費こそ9と激しいが5回連続攻撃は強力。
しかも一撃毎に必殺や紋章の効果判定がされるので、高い攻撃を期待できる。
魔力が高い場合、「サンダーソード」で「流星」を叩き込むことも可能。
アイムールに頼らず、エーデルガルトのポテンシャルを引き出せる兵種。
最上級種
ドラゴンマスター(槍C、斧A、飛行A)
エーデルガルトのポテンシャルを最も活かせるといっても過言ではない兵種。
今作の飛行系兵種はステータス補正、成長補正、兵種スキルがいずれも優秀で、特に兵種スキル「斧の達人」がアイムールの威力を底上げしてくれるので、必殺補正が無くても十分な攻撃性能を誇る。
また速さの成長補正はファルコンナイトより10%低いものの、ステータス補正は1しか変わらないため、ファルコンナイトと比べて速さが極端に下回ることは無い。
飛行系の機動力を活かした「狂嵐」の再行動はゲームバランスを崩壊させていると言っても過言ではない。
エピタフ(剣A、理学B+)
武器と魔法を使い分けられる兵種だが、そもそもエーデルガルトの力は鎧兵相手でもゴリ押しできるほどの高さ。
使い分けるよりアイムールの「狂嵐」を振りかざしたほうが強く使い勝手が良い。
兵種スキル「黒魔法の達人」は闇魔法の「ルナΓ」や「ハデスΩ」と相性が悪いことや、速さの成長補正が-10%な点を考慮すると、実用性は低いか。
グレートナイト(斧A、重装A、馬術B+)
パラディンの機動力とフォートレスの硬さを兼ね備えた兵種。
しかし今作は飛行系兵種がステータス補正、成長補正ともに優秀なので、グレートナイトにするくらいならドラゴンマスターにしたほうが活躍できる。
飛行系の弱点も「アウロラの盾」やスキル「飛行特効無効」で克服できる。
ダークナイト(槍C、理学B+、馬術A)
エピタフのように武器と魔法を使い分けることが可能。
エピタフと異なる点は兵種スキル「黒魔法の達人」と「闇魔法の達人」により習得する魔法の威力を底上げできることと、成長補正がエピタフより優れていること。
魔法による攻撃力を最大限引き出せる兵種なので、元から高い力と底上げした魔法攻撃の二刀流により、アイムールに依存しない戦い方ができる。
特級種(DLC)
ダークペガサス(理学B、飛行B)
兵種スキル「魔力吸収」はステータスを強化できるため心強いスキルだが、兵種マスターすると同名のスキルを習得できる。
つまり他の兵種でも恩恵を得られるため、ダークペガサスに拘る必要は無い。
「闇魔法の達人」を兵種スキルに持たないため魔法の威力もイマイチで、ステータスもあまり高くないので、他の兵種にしたほうがよりポテンシャルを発揮できる。
ヴァルキュリア(理学B+、馬術C+)
兵種スキル「黒魔法射程+1」「闇魔法射程+1」で攻撃範囲を伸ばせるものの、魔力が低いと魔法で敵を倒せないため本末転倒。
ヴァルキュリアで活躍させたい場合は、魔力の成長がカギなので、しっかり魔力の成長を管理しよう。
スキル解説
()内はマスターする兵種などの条件を示す。
斧術Lv5(斧技能レベルA+)
斧を装備している際に、命中+20、回避+10、必殺回避+10。
高威力低命中が多い斧を操るうえで必須のスキル。
折角の攻撃も当たらないと無意味なので、命中をしっかり高めよう。
斧の達人(斧技能レベルS+)、
斧必殺+10(斧技能レベルS)
斧を装備した際に、前者は攻撃+5、後者は必殺+10。
アイムールの「狂嵐」で確実に敵を倒すための攻撃力を得るために欠かせないスキル。
命中重視にするか、威力重視にするかは彼我のステータスによるが、命中重視のほうが習得するタイミングは早い。
スキルで十分な命中を確保できれば、同行させる騎士団で攻撃性能を補おう。
命中+20(アーチャー)
文字通り命中+20。
苦手な弓を鍛えないと習得できないが、アーチャーの資格試験に高確率で合格できるD+までなら教育指導などで何とか鍛えよう。
先述した「斧術Lv5」と組み合わせることで、より安定した命中になる。
鬼神の一撃(ブリガンド)
攻撃を仕掛ける際に力+6。
スキルの発動条件からソードマスター専用戦技「流星」やアイムールの戦技「狂嵐」と相性が良い。
「剣の達人」「斧の達人」と異なり習得段階が速いため、戦技解禁時から活用しやすいメリットがある。
重さ-3(重装技能レベルC)、
重さ-5(重装技能レベルA+)
武器と防具の合計した重さを数値分軽くするスキル。
地味なスキルだが強力な武器はだいたい重いので、エーデルガルトは斧を得物にしているので、恩恵を得ることは多い。
ちなみに同名のスキルは効果を重複するが、重装系は元々鈍足なこととエーデルガルトは力が高いので、効果を重複させる必要は無いだろう。
警戒姿勢(飛行技能レベルB)、
警戒姿勢+(飛行技能レベルA+)
攻撃せずに待機すると回避+15(警戒姿勢+だと+30)。
2部の個人スキルと相性が良く、待機するだけで魔防と回避を上昇できる。
飛行系の兵種スキル「回避+10」や回避を上昇させる騎士団を同行させることで、回避盾として活躍することも可能。
他のキャラより耐久も優れるため、攻防に優れた戦いができるようになる。
最後に
エーデルガルトとともに道を歩むと年相応な一面を見られるが、自身の理想を貫くために大きな決断をするだけの覚悟を決めている。
王を慕う国柄のため威厳を振りまく必要が無かったディミトリや、同じ目的を果たすため協力し合った同盟をまとめたクロードとは違い、皇帝として威厳を振りまくさまは2人に比べると過酷な立場とも言える。
また彼女の思想はとある人物による影響も考えられるため、メーンキャラにしてもなかなか重い設定と言える。
ただ言えることは自分のことを対等に扱ってくれる主人公に対して性別問わす慕うようになったのは、そんな相手をずっとずっと待ち望んでいたのかもしれない。
あらゆる思惑を知ったうえで、彼女の覇道を改めて見ることで、新たな発見があるかもしれない。
これからもどうぞよろしく