良成長っていうほど良成長じゃない残念なやつ
ユーザーが生み出した悲しきキャラと言っても過言ではないだろう。
今回は良成長持ちの今とツィリルの運用法について記載。
ソフト概要
発売日
2019年7月26日(金)
対応機種
ニンテンドースイッチ
ゲームジャンル
育成シュミレーションRPG
価格
通常盤 6,980円+税
フォドラコレクション盤 9,980円+税
追加コンテンツ 2,500円(税込)
公式ホームページ
https://www.nintendo.co.jp/switch/anvya/pc/index.html
キャラ解説
元はパルミラに住んでいたが、大修道院の使用人として働いており、スカウトすることで仲間になる。
最速で仲間にするにはEp5の探索(主人公のLv10以上)でスカウトする必要がある(この時のステータスは最初の画像参照)。
紆余曲折があった影響か年齢の割に落ち着いており、誰に対しても物怖じしないが、年相応の考え方をする一面も。
受けた恩を返すタイプで、師匠のシャミアやカトリーヌと同じくらい大司教であるレアのことを慕っている。
パルミラ人(外国人)で今作登場するキャラの中で最年少だが、5年の歳月でイケボになるキャラの1人である。
ステータス
※良成長補正済み
「覚醒」から登場以来シリーズ化している良成長持ちのキャラ。
全能力の成長判定に+20%されおり、ifで全員が習得できるバグが蔓延したせいか今作では個人スキルになった。
見ての通り守備と魔防はあまり伸びず、良成長があってこの程度しか伸びないのか⁉というほど酷いことも。技、速さの伸びはトップタイだが、魔防以外は他のキャラと比べて普通。
初代良成長持ちのドニ(覚醒で登場)が破格の成長率を誇りすぎてしまったことと、今作は他に良成長持ちがいないため、ツィリル自体の成長率が低くなってしまった。
はっきり言ってもう10%ずつ成長率がよくても良成長持ちならよかった気がする。
或いは良成長システムを廃止して、ツィリルに似合う個人スキルを用意したほうがより個性を活かせたのではないだろうか。
ちなみに学級の生徒では無いが、レベルアップ時に最低でも2つの能力は上昇するようになっている。
紋章
平民のため所有せず。
個人スキル
良成長
自身の成長率を全て+20%
習得する戦技、魔法、騎士団スキル
※一部共通して習得するスキルは割愛
耐久面が高くないので、ダメージさえ受ければ「復讐」の威力を上げられる。
ただ高い速さの成長率の影響で回避率が上昇しやすいので、噛み合わせは良くない。
反対に「突槍」は速さの30%を威力に加算するため、相性が良い。
「魔物砕き」は魔獣の障壁を一撃で破壊できるので、使いどころはある。
「鎧打ち」は守備の30%を威力に加算するため、「突槍」より威力の底上げができない。
ただ兵種によってはそれでも「鎧打ち」の威力が高い場合もあるので、よく見ておこう。
「近距離連射」のような連続攻撃をする戦技を全キャラで唯一技能レベルC+と早期段階から使用できる。
飛行系は勿論、攻速がツィリル以上に高いルナティックのソードマスターやアサシンに対しても確実に2撃与えられる。
「キラーボウ」を使うと1撃毎に必殺の判定がされるため、その分倒せる確率も上昇する。
魔法は見ての通り習得魔法の質が良くないので、素直に前衛系として育てたほうが良い。
武器技能、育成方針
槍、斧、弓、馬術、飛行が得意。
理学と信仰が苦手。
殆どの前衛系兵種に得意技能が絡むため、どの兵種で活躍させるか指導方法が問われる。
習得魔法の質も良くないため、魔道系兵種にする必要は無い。
ただ魔防の基本能力ボーナスを取得するため、理学か信仰のどちらかを教育指導やフリー出撃で無理やり鍛えてウォーロックかビショップ(両方とも魔防15)の資格試験に合格しておくとステータスの底上げが可能。
また力や守備の成長率も高くないので、ウォーリアー(力19)やフォートレス(HP39、守備17)の基本能力ボーナスもとっておきたい。
兵種解説
()内は100%試験合格するために必要な技能レベル
※ツィリルは生徒ではないため、踊り子になることができない。
上級種
勇者(剣B、斧C)
ステータス補正や成長補正はソードマスターに劣るが、兵種スキルとして「待ち伏せ」を習得している。
そのため「待ち伏せ」を活かして「怒り」とのコンボや、兵種マスタースキルである「力の覚醒」などの覚醒系スキルと組み合わせるとより効果的。
ただHP管理をしないとスキルを発動できず、1撃で敵を倒せないと自身の命が危ないため、浪漫を求める人向けの兵種。
ソードマスター(剣A)
技と速さが高いため、剣士らしい動きは可能。
しかし力が低いため、専用戦技「流星」の威力自体は低い。
紋章による強化ができないため、必殺値を高めて強化しないとまともなダメージにならない。
高い技を活かしてアサシンの兵種マスタースキル「滅殺」を習得して発動期待値を高めるなど、工夫が求められる。
アサシン(剣B、弓C)
上級種ながら移動力が6で森に関してコスト0の機動力は優秀。
また兵種スキル「忍び足」によって敵から狙われにくいため、耐久面に気を配る必要性が減る。
ただアサシン自身の攻撃性能は高くないので、アタッカーとしての活躍より、「盗む」や「鍵開け」などのサポート向け。
兵種マスタースキル「滅殺」の発動率は技÷4%と低いが、他の兵種でも活用できるので、習得して損はしない。
フォートレス(斧B、重装B)
守備力は増すが、折角高い速さを犠牲にするので、基本能力ボーナスや兵種マスタースキル「大盾」が必要なければクラスチェンジしなくてよい。
パラディン(槍B、馬術B)
得意技能だけでクラスチェンジできる兵種。
戦技「突槍」は速さの30%を威力に加算するのだが、その速さの成長補正を-10%にしてしまうので、その相性は水と油。
パラディン自体のスペックは低くないのだが、他で活躍できる兵種があるので、兵種マスタースキル「聖盾」を習得したら用無しか。
スナイパー(弓A)
得意技能だけでクラスチェンジできる兵種。
成長補正は技と幸運しかまともに入らないが、兵種マスターすることで習得できる「ハンターボレー」は相手の攻速に依存せず2回攻撃できるので頼れる専用戦技。
移動力は5と低いが、兵種スキル「弓射程+1」である程度の攻撃範囲は確保できる。
最上級種
ドラゴンマスター(槍C、斧A、飛行A)
今作のドラゴンマスターはステータス能力が高く、低めの力や守備を補うことができる。
また兵種スキル「斧の達人」「回避+10」があるので、弱点である飛行特効をケアできれば、回避盾としてだけでなく、攻撃面でも活躍できる。
飛行系はコスト0で移動できるため、騎乗系兵種の上級互換と言っても差し支えなく、騎乗系だと移動コストが発生する「荒地」や「階段」が多く存在するため、飛行系の活躍できる場は多い。
但し味方をドラゴンマスターだらけにすると弓対策に追われることになるので注意しよう。
グレートナイト(斧A、重装A、馬術B+)
兵種スキルに「槍の達人」と「斧の達人」があるため、槍と斧を使い分けることで、命中安定や威力重視の攻撃を使い分けれる。
ステータス補正や成長補正は守備こそ高めだが、それ以外はパラディンより低い性能。
最上級種の中では最も低スペックな兵種。
ボウナイト(槍C、弓A、馬術A)
成長補正は下級種並みの低さだが、兵種スキル「弓射程+2」と移動力8による攻撃範囲の広さは魅力的な武器。
兵種スキルに「弓の達人」もあるため、火力もそこそこになる。
「近接反撃」や「近距離連射」があれば後方支援だけでなく、前衛で戦うことも可能。
こちらもパラディンを経由していれば「聖盾」のサポートを受けられる。
ウォーマスター(斧A、格闘A)
ツィリルのHPと力を兵種補正で強化することができる。
兵種補正後のHPは95%、力は55%の成長を誇るため前衛に堂々出られるようになる。
元から高い速さを活かした追撃性能を魅力としているが、兵種マスタースキル「切り返し」を習得することで、その追撃性能に磨きがかかる。
また兵種スキル「必殺+20」と高い技により、必殺の発動率が高いことも魅力で、兵種スキル「斧の達人」「格闘の達人」に拘らず、どの武器でも高い攻撃力が得られる。
スキル解説
()内はどの兵種をマスターすれば良いかなどの条件を示す。
槍術Lv5(槍技能レベルA+)、
斧術Lv5(斧技能レベルA+)、
弓術Lv5(弓技能レベルA+)
対応する武器を装備すると能力が上昇する。
槍と弓は命中+15、回避+15、必殺回避+10。
斧は命中+20、回避+10、必殺回避+10。
スキルと武器が合っていない場合は補正を受けないため、複数の武器を使うなら、スキルも併せて習得する必要がある。
あれやこれやと習得するよりは得物は1種類に絞ったほうが、他のスキルを活用しやすい。
槍の達人(槍技能レベルS+)、
斧の達人(斧技能レベルS+)、
弓の達人(弓技能レベルS+)
対応する武器を装備すると攻撃+5。
ツィリルは力があまり高くないので、攻撃面を補ううえで習得したい。
複数習得すると5つしかないスキル枠を圧迫させるので、どれか1つに絞って習得しよう。
命中+20(アーチャー)
文字通り命中を+20。
ボウナイトを活躍させたいなら習得させるべき。
その理由は弓の射程は3以上になるとその代償として命中が下がってしまうから。
命中低下を補うために習得させたい。
ボウナイト以外の兵種でも命中を底上げできるので習得させる価値はある。
滅殺(アサシン)
技÷4%で敵を必ず倒せるスキル。
「大将星」など一部無効化できるスキルを持っている敵将がいるので、戦う際は要確認。
戦技や計略による攻撃でも発動するため、敵将よりは魔獣と対峙する際に真価を発揮する。
重さ-3(重装技能レベルC)、
重さ-5(重装技能レベルA+)
装備した武器と防具の合計した重さを数値分軽くするスキル。
力が伸びにくいため、恩恵は大きい。
特に先述した「警戒姿勢」との相性が良いため、攻撃を躱しながら敵を倒したい人はオススメ。
警戒姿勢(飛行技能レベルB)、
警戒姿勢(飛行技能レベルA+)
攻撃せずに待機した際に回避+15(警戒姿勢+だと+30)。
速さが高いため攻速も高くなりやすく、竜騎士なら兵種スキルに「回避+10」があるため、組み合わせるとそれなりの回避率を誇る。
回避を上昇させる騎士団と組み合わせれば、敵の攻撃を躱しながら敵を倒すことができるようになる。
最後に
元々使用人として修道院に来たため、各学級の生徒皆と交流が深いわけではない。
パルミラの出身ということもあって金鹿のストーリーで顔を出すことが多く、支援会話も金鹿の生徒が多い。
ヒルダとは人種を超えた人付き合いを行い、リシテアとは年が近いので姉弟のような感じ?になっている。
また目がとても良く、遠くのものを見えるだけでなく観察力も優れており、14歳ながら見た目が美しいマヌエラに対して、だらしない性格を見抜いて呆れかえるほど。
(マヌエラのあれは観察力云々の問題ではないかもしれないが)
ストーリーでの出番はあまり多くないが、5年の歳月で見違えるほどの成長を遂げた彼を改めて見てみては。
これからもどうぞよろしく