制作陣が細部までこだわった謎
細部までのこだわり過ぎて少々荒削りな公演になっているが、この公演に参加してきた。
まだ若い団体が時間の無い中制作した公演の感想を記載。
概要
プレイ時間
60分(説明解説込100分ほど)
プレイスタイル
机に拘らないホール型
人数
1チーム最大6人
料金
前売券:3,000円
当日券:3,500円
公式ツイッター
https://mobile.twitter.com/capito_pizza
カピートとは
ろーたさん、あざらしさん、粒ガム/キャベツ味さん、ハセガワさんの4名で結成されている謎解き制作団体。
4人とも多くの謎解き公演に参加しており、その経験をもとに公演を制作している。
プロローグ
気づいたらあなたは、ある部屋に閉じ込められていた。
ここから脱出には謎を解く必要があるようだ。
さぁ、ここに仕掛けられている謎を解き明かしてここから脱出せよ!
(シンプルなあらすじ)
謎の感想
ネタバレを防ぐため詳細は伏せておくが、物量や謎を解き進める展開、謎解きの種類(ジャンル)など、謎クラが作った雰囲気が前面に出ている公演。
序盤のインパクト、中盤からの流れ、終盤の詰めと同じ謎クラから見ると歯応えは十分。
また公演後の解説時にこの公演のタイトルの由来や、謎を制作する上でこだわったところなども話した回があった。
かなり細かいところまで拘っているので、謎クラは絶対楽しめる謎になっている。
システム
ホール公演となっているが、机の上で解くだけではない。
どんなスタイルかは再演時にその目で見てほしい。
この公演はゲームマスター(以下GM)によって管理されているが、ものすごく大変。
正誤判定もそうだが、状況が変化した場合もGMがアナログで管理する。
後者の管理が大変で、中にはグダグダになったチームや日本語のニュアンスに引っかかったチームもあったようだ。
最後に
カピートは今作で2公演目とまだ若い団体なので、この経験を糧にもっといい形になることを期待したい。
個人的には最後の解説を聞いて「あ〜〜〜」の一言とともにうなだれて、また来たいと思いたかった。
私もグダグダに巻き込まれてしまったので、スタッフの手腕に依存せず、参加者の実力で状況を進展させたかった。
話は脱線するけど、時間経過で状況が変化することにより、残り時間を制御する公演がある。
参加者に主導権を握らせない公演は好きじゃない。
結局その残り時間でその謎を解くのだから余った時間はどうするの?
本来参加者が自由に使うべきものを取り上げるスタイルはお金を払った立場として納得できない。
話を戻すが、再演時はGMの手腕に依存せずに、1人でも多くの人が楽しめる公演となっていることを切に願う。
これからもどうぞよろしく