初めてこのキャラを知ったときから虜になった……
「リアル脱出ゲーム」を作った会社、スクラップ(SCRAP)が生み出したキャラクター「ルネ」。
東京ミステリーサーカス通称TMCがオープンした当初行われていた「沈みゆく沈没船からの脱出」に登場し人気を博しました。
今回はその人気を博すきっかけとなった初登場作品「ルネと不思議な箱」について載せます。
そして2019年8/10〜8/31までの期間限定イベントも最後に載せているので気になる方は要チェック。
概要
発売日
2016年10月19日
プレイスタイル
家で時間をかけて楽しむゲームブック
人数
1人(家族や友人と楽しむのもOK)
料金
1,800円+税
公式サイト
https://www.scrapmagazine.com/shuppan/rene/
プロローグ
一言で表現すると14歳の少女「ルネ」が父親を探す物語。
父親を探して奮闘するルネ、キャラクター毎の異なる視点、その物語のクライマックスは……⁉︎
(プロローグの詳細は公式サイトで↑)
感想
この物語は章毎に主人公が異なるため、それぞれのキャラ目線でストーリーを楽しむことができます。
その中でもルネが物語の軸になっています。
だんだんルネに愛着が湧いてくるストーリーになっており、これを読み終えた後にシリーズ化しないかと思った程。
シリーズ化する前にルネの魅力に引き込まれた身から一言述べるならルネ好きなら読んでおきたい一冊。
「沈みゆく豪華客船からの脱出」など他のシリーズで知った人もその原点を知る意味で触れるのもありでしょう。
ゲームブックとは
本といえば1ページ目から順番にめくるのが普通ですが、この本には「パラグラフ」がふられています。
パラグラフ毎にショートストーリーが振られていて、途中選択肢によるストーリーの分岐があったり、謎を解きその答えのパラグラフへ進むことも。
それを繰り返して物語を進めてエンディングを目指しましょう。
児童書にもあるので、懐かしい方もいらっしゃるのでは?
ゲームブックによる謎解き
特定のパラグラフでは謎解きを答えないと先に進めなくなっています。
そのパラグラフの中だけで完結する謎もあれば、付属のアイテムを駆使したり、他のページやブックカバーを使って解くこともあります。
最後の謎に関しては難易度が高く何日もかかることがあるので、たかが本の謎と思ってタカを括らないほうがいいです。
とはいえサイトにヒントがあるのでどうしても解けないときは活用しましょう。
最後に
これには付録が多いので電子書籍はオススメしません。
付録を使う場面で何もできずに絶望してしまう恐れがあるので注意‼︎
そして謎の難易度は途中の謎は難しい問題にあたっても、ヒントをもらえれば解けるものが殆ど。
しかし最後の問題は自宅でじっくり考えられるので難しくなっています。
考え込んでも解けずに一旦離れてからふとした拍子に閃く、なんてことも。
その分解けたときに味わえる達成感と爽快感は格別ですね。
ちなみにルネの年齢で時系列に並べることができますが、単品で終わる作品なのでどこからでも楽しめますよ。
時系列では先のこちらから読むのもよし、最新作から先に読むのもOK。
そして2019年8/10から8/31まで「丸善お茶の水店」でルネに関わる無料の脱出ゲームが行われているので気になる方はこちらから。
これからもどうぞよろしく