全然初心者向けではない公演?
浅草や名古屋に忽然とたたずむ赤い部屋、「RED ROOM」。
30分公演で延長10分付きなので初心者公演かと思いきや、実は一見さん殺しの公演だった。
概要
開催場所
アジトオブスクラップ浅草
ナゾ・コンプレックス名古屋
プレイ時間
30分+延長10分(説明解説込で45分〜60分)
プレイスタイル
赤き部屋に閉じ込められるルーム型
人数
1〜6人
料金
前売券:2,000円
当日券:2,500円
グループチケット:11,000円
延長:800円
公式サイト
https://realdgame.jp/event/red.html
公演の概要
今は名古屋でも遊べるが、もともとは浅草での公演だった。
外国人の方でも遊べるように言語謎を一切使わないことが最大の特徴。
言語がないため、今までの謎解きで培ってきた人にとってはその経験を上手くいかせないもどかしさもあるだろう。
また一般的なルーム型公演と言えば、部屋の中にあらゆる小物が置かれているが、この公演では赤い空間しか広がっていない。
つまり今まで行われてきたルーム型謎解き公演の概念を覆したものになっている。
参加した感想
当時の私は謎解きを始めたばかりの公演だったので、序盤でつまづいてしまい、延長システムを使っても脱出失敗だった。
脱出には失敗してしまったが、赤い部屋の空間とこの部屋独特の謎による非日常性は他のルーム型公演でもなかなか味わえるものではない。
私自身200以上の謎解き公演に参加してきたが、ここまでエンターテインメント性の高い公演はない。
まぁ、年に1回行われているZepp会場を舞台にした公演、特に2019年は会場と参加者の多さを利用したスマホアプリとのコラボ公演や、千葉の幕張メッセで開催されたドラクエとのコラボ公演でも非日常を体験できたが、これらは原作ゲームの知名度によってどのような非日常なのか想像できる。
対する「RED ROOM」はまだ参加していない方はもちろん、すでに参加した方もあんな非日常を味わえると果たして想像できただろうか。
恐らく想像できた方は脱出成功率よりも低いと個人的に考えている。
謎の感想
そんな公演の脱出成功率は浅草で開催されているものは5%を下回っており、難解で知られているコナンとのコラボ公演よりも難しい。
ちなみに延長を使って脱出できた人も加えると20%ほどに上昇する。
間違いなく、ここでしか味わえない非日常体験が脱出成功率を下げている原因であり、他の謎もなかなかの難易度。
テンポよく進まないと30分で脱出することは難しいだろう。
冒頭に一見さん殺しとしたのは、謎解き初心者はおろか謎解きに慣れた謎クラでも成功することが困難だからである。
やはりいつもの公演と勝手が違うので、今までの経験を活かしきれないことも成功率を下げているのか。
最後に
成功するか否かに拘るなら初心者の段階で参加するのはオススメしない。
だが、エンターテインメント性の高さで言うと、見解は変わってくる。
先にこの公演に参加してリアル脱出ゲームもとい謎解きの魅力を味わってもよし、その楽しみを後に取っておいてもよし。
ぜひコラボ公演じゃないからと距離を置かずに、この公演でしかできない非日常を体験してほしい。
そんな公演も長期間行われている30分公演のため、当日フラッと気軽に参加することが可能。
これからもどうぞよろしく